テープ・接着剤は、種類の違う金属が接触することで発生する腐食(電食)を緩和・防止するバリアの役割を果たします。
PPやPEといった低表面エネルギーのプラスチックや表面に油分の残る金属、シリコンゴムなど、難接合材料を接合できます。
テープ・接着剤による接合では、隙間からの水分、湿気、ほこりなどのコンタミを軽減・防止できます。シール機能だけでなく、接着能力もあるため、別途、ボルトやリベットなどの機械的接合を行う必要はありません。
ネジやリベットといった機械的接合の場合は、母材に穴が空いてしまい、その部分に応力が集中します。テープや接着剤は、点ではなく面で接合するため、接合面全体に荷重が分散されます。
接着剤やテープを製造工程に取り入れることで、工数や不具合率、組立時間が削減され、効率を向上できます。接着剤とテープによって、スピードアップ、コスト削減、労働時間の短縮、オペレーションの合理化を行えます。
接着剤では実質的に目に見えない形で接合できるので、目に見えるねじやリベットヘッド、突き出たナットやボルトなどのない、すっきりとしたスムースな表面を保てます。また、溶接焼けを除去するための再仕上げの時間とコストも節約できます。
接着剤とテープは粘弾性があるため、エネルギーを吸収でき、設計の衝撃、振動、疲労性能が向上します。
強力で実質的に目に見えない3Mの工業用テープおよび接着剤は、さまざまな用途と被着体に使用できます。