どんなに優れた接着材でも、その能力を最大限に引き出す使い方をしないと、性能を発揮することができません。そこで、冨士谷盛興先生が考えた「確実な接着のための五か条」(下記)を、参考にしていただきたいと思います。
確実な接着の五か条 |
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液を処理直前に用意する。 |
1滴分は必ず用意する。 |
窩洞全体にたっぷり塗るか、新しい液を何度か塗り直す。たっぷり塗ることで、1液でのエッチング+プライミングがムラなく十分に行われ、同時にボンディング成分も浸透するので、接着の確実性が増します。 |
エアブローは5秒以上しっかりと。波を打っていたボンディング材が動かなくなるまで水と溶剤を飛散させることが決め手。 |
フロアブルライニングは必須。コンポジットレジンの重合収縮に対応するために必須です。 |