看護師は毎日、一日あたり700ものアラームを聞いています。※1 その多くがモニタリング電極に関連したものです。しかし、モニタリング電極に関連したアラームのかなりの割合が、異常でないのに鳴っていたり、臨床上重要でない事象によって引き起こされているとの報告があります。※2※3
モニタリング電極に関連したアラームへの対応とトラブルシューティングに費やす時間を減らすためのコツをいくつかご紹介します。
すべての血管内留置カテーテルに、感染、計画外の抜去、スキントラブル、その他の有害事象の可能性があります。
エビデンスに基づく手技と適切なケアの基準を通じて、患者のアウトカムを改善することができるでしょう。
血管内留置カテーテル管理における有害事象とその対策は こちら
CDCの血管内カテーテル関連血流感染防止ガイドラインは2011年4月に改訂され、最新の研究成果に基づく推奨内容を盛り込んだ内容になっています。
その後、2017年に部分的に改訂されました。改訂対象は、クロルヘキシジングルコン酸塩(CHG)含有ドレッシングの推奨で、感染防止効果と有害事象の双方を考慮して策定された内容となっています。
血管内カテーテル関連血流感染防止ガイドライン2011(英語版)
英語版は、2017年改訂内容が反映されています。
ある研究では、48.5%の患者に経鼻チューブの計画外の抜去が発生しています。※4 3Mでは、テープの貼り方・はがし方のコツや各種チューブの固定テクニックに関する動画資料をご用意しております。患者や用途に応じて適切な固定・管理を選択するのにお役立てください。
皮膚にやさしく、しっかり固定できる、伸縮テープを使用したチューブのΩ固定方法のコツをご覧いただけます。
再生時間:1分7秒
3M™ マルチポア™ 高通気性撥水テープ EXを使用した固定方法です。チューブが鼻翼を圧迫して潰瘍ができないよう配慮した固定テクニックをご紹介します。
再生時間:2分8秒
3M™ マルチポア™ 高通気性撥水テープ EXを使用した固定方法です。2枚重ね貼りするとテープが剥がれやすくなるため、テープ1枚でしっかり固定する方法をご紹介します。
再生時間:1分42秒
3M™ マルチポア™ 高通気性撥水テープ EXを使用した固定方法です。テープを伸ばさずに貼り、指の腹でやさしく圧着することで、安定した粘着力が得られます。
再生時間:1分42秒
ICUでは様々な医療機器が使用されています。医療機器による圧迫で生じる創傷を、医療関連機器圧迫創傷(MDRPU:Medical Device Related Pressure Ulcer)と言い、これまでの褥瘡対策だけでは予防できず、医療事故としてみなされることもあることから、新たな対策が必要な創傷として注目されています。その発生要因は機器要因・個体要因・ケア要因の3つに分類され、外力低減ケアとスキンケアが予防やケアのポイントとなります。
1. Cvach MM, Biggs M, Rothwell KJ, Charles-Hudson C. Daily electrode change and effect on cardiac monitor alarms: an evidence-based practice approach. J Nurs Care Qual. 2013;28:265-271.
2. Drew BJ, Harris P, Zegre-Hemsey JK, et al. Insights into the problem of alarm fatigue with physiologic monitor devices: a comprehensive observational study of consecutive intensive care unit patients. PloS One. 2014; 9(10): e110274.
3. Bonafide CP, Localio AR, Holmes JH, et al. Video analysis of factors associated with response time to physiologic monitor alarms in a children’s hospital. JAMA Pediatr. 2017; 171(6): 524-531.
4. Pancordo-Hidalgo, P., Garcia-Fernandez, F., Ramirez-Perez, C. (2001). Complications associated with enteral nutrition by nasogastric tube in an internal medicine unit. Journal of Clinical Nursing. Site accessed February 3, 2020. https://doi.org/10.1046/j.1365-2702.2001.00498.x