クロルヘキシジン含有ドレッシング

クロルヘキシジングルコン酸塩を含有した透明ゲルパッドとドレッシングが一体型になったドレッシング材です。感染ハイリスクの患者様に。

クロルヘキシジン含有ドレッシング

クロルヘキシジングルコン酸塩を含有した透明ゲルパッドとドレッシングが一体型になったドレッシング材です。感染ハイリスクの患者様に。

3M™ テガダーム™ CHG ドレッシング

CRBSI(カテーテル由来血流感染)低減の効能が追加されました!
3M™ テガダーム™ CHG ドレッシングを使用した場合、弊社の一般的なドレッシング使用時と比較してCRBSI発生率が60%低下しました。

※Timsit JFほか, American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine 2012:186(12):1272-1278

高度管理医療機器 抗菌性カテーテル被覆・保護材 承認番号 22200BZX00663000 販売名 テガダーム™ CHG ドレッシング

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抗菌持続性 7days

CHGゲルパッドが細菌の増殖を最長7日間抑制します。

  • CRBSIの原因

    CRBSIの約60%は患者自身の皮膚細菌叢が原因であるという報告があります。

    ※N. Safdar, Intensive Care Med 2004;30:62-7

  • 皮膚細菌叢の再増殖抑制試験

    皮膚細菌叢の再増殖抑制試験

     

    健常成人32例を対象としてテガダーム™ CHG ドレッシング(CHGゲルパッド有り)およびテガダーム™ トランスペアレント ドレッシング(CHGゲルパッド無し)貼付下の皮膚上の細菌数を経時的に計測した。

    計測ポイントは皮膚消毒前、2%CHG製剤による皮膚消毒後、1日目、4日目、7日目の5ポイントとした。


  •  ゲルパッド交換のタイミング

    ゲルパッド交換のタイミング

    ● 7日間を最長として必要に応じて交換する。また、多量の発汗や滲出液、汚染が見られた場合は、より頻繁に交換する。

    ● 本品が緩んだり、汚れたり、破損等によりバリア性が損なわれた場合に交換する。

    ● ゲルパッドの透明性が損なわれて挿入部の観察が困難になった場合に交換する。

    ● 滲出液等がゲルパットの外に漏れた場合に交換する。

    ● ゲルパッドを指で押さえ、すぐに形が戻らないようであれば、交換する。


抗菌性 2w/w% CHG

2w/w%のCHGを含有した透明ゲルパッドが抗菌性を有します。

  • 表皮ブドウ球菌に対する発育阻止試験
    表皮ブドウ球菌に対する発育阻止試験

    表皮ブドウ球菌(ATCC 12228)を接種したプレートの表面にCHGゲルパッドを置き、一晩培養後にドレッシング周辺のクリアゾーン(細菌の発育が阻止された領域)を測定。測定後、細菌を接種した新たなプレートにCHGゲルパッドを移し、一晩培養後に再びクリアゾーンを測定。この操作を10日間繰り返した。

  • CHGゲルパッドの持続的効果
    CHGゲルパッドは、10日目においても1日目と同様の発育阻止効果を示し、持続的効果が確認されました。

幅広い抗菌スペクトル

CRBSIの主要な起因菌を含む以下の細菌に対して抗菌効果を持つことが確認されています。

発育阻止試験

発育阻止試験

J. P. HenslerほかEuropian Congress of Clinical Microbiology and Infectious Diseases(ECCMID)2009年5月ポスター発表より抜粋寒天培地に試験微生物(グラム陽性菌21種・グラム陰性菌14種・真菌2種)を接種し、直径24mmにカットしたCHGゲルパッドをその上に置き、35±2℃で一晩培養。微生物のクリアゾーン(細菌の発育が阻止された領域)の観察結果から、抗菌効果の有無を判定した。


優れた機能性

簡単・確実に貼付でき、看護ケアの標準化・効率化に貢献します。

  • 視認性
    視認性

    カテーテル周囲を包み込むCHGゲルパッドは透明なので挿入部位の継続観察が可能です。

  • 操作性
    操作性

    ゲルパッドとドレッシングが一体型になっているので、ワンステップで貼ることができます。

  • 固定性
    固定性

    切り込みが入っていることでカテーテルが引っ張られる力を中央で分散させます。

  • 追従性
    追従性

    周囲補強不織布の外縁にスリットがあり、伸縮性をもたせることで貼付後に皮膚がつっぱることを防ぎます。

  • 中心静脈カテ-テルの固定方法 -3M™ テガダ-ム™ CHG  ドレッシング(1657R)を使用-
    中心静脈カテ-テルの固定方法 -3M™ テガダ-ム™ CHG ドレッシング(1657R)を使用-

    CHG(クロルヘキシジングルコン酸塩)透明ゲルパッド付きフィルムドレッシング材を使用した中心静脈カテ-テルの固定方法のコツをご紹介します。

    再生時間:2分4秒

    動画の内容をPDFで確認したい方はこちら

  • 中心静脈カテ-テルの固定方法 -3M™ テガダ-ム™ CHG  ドレッシング(1658R)を使用-
    中心静脈カテ-テルの固定方法 -3M™ テガダ-ム™ CHG ドレッシング(1658R)を使用-

    CHG(クロルヘキシジングルコン酸塩)透明ゲルパッド付きフィルムドレッシング材を使用した中心静脈カテ-テルの固定方法のコツをご紹介します。

    再生時間:1分50秒

    動画の内容をPDFで確認したい方はこちら

  • 末梢静脈挿入式中心静脈カテーテル(PICC)の固定方法 ー3M™ テガダーム™ CHG ドレッシング(1657R)を使用ー

    末梢静脈挿入式中心静脈カテーテル(PICC)の固定方法
    ー3M™ テガダーム™ CHG ドレッシング(1657R)を使用ー

    再生時間:2分47秒

     

  • 末梢静脈挿入式中心静脈カテーテル(PICC)の固定方法 ー3M™ テガダーム™ CHG ドレッシング(1658R)を使用ー

    末梢静脈挿入式中心静脈カテーテル(PICC)の固定方法
    ー3M™ テガダーム™ CHG ドレッシング(1658R)を使用ー

    再生時間:2分27秒

     

  • 末梢静脈挿入式中心静脈カテーテル(PICC)の固定方法 ー3M™ テガダーム™ CHG ドレッシング(1660R)を使用ー

    末梢静脈挿入式中心静脈カテーテル(PICC)の固定方法
    ー3M™ テガダーム™ CHG ドレッシング(1660R)を使用ー

    再生時間:1分50秒


抗菌性フィルムドレッシングは、CDC のガイドラインで推奨されています。


*米国疾病管理予防センター


CDC/HICPAC(2011年)『血管内カテーテル関連感染予防のためのガイドライン』より抜粋血管内カテーテル関連感染予防のためのクロルヘキシジン含有ドレッシングの使用に関する推奨 2017年改訂版

1.1

1. 18 歳以上の患者

    a. カテーテル由来血流感染(CRBSI)またはカテーテル関連血流感染(CABSI)を低減するための臨床適応を明記したFDA 承認済みのラベルのあるクロルヘキシジン含有ドレッシングを、 短期留置用の非トンネル型中心静脈カテーテルの挿入部位を保護するために使用することが推奨される。(カテゴリーIA)

2. 18 歳未満の患者

    a. クロルヘキシジン含有ドレッシングは、皮膚に重篤な有害反応が生じるリスクがあるため、早産児における短期留置用の非トンネル型中心静脈カテーテル挿入部位を保護するための使用は推奨されない。(カテゴリーIC)

    b. 18 歳未満の小児患者および非早産児における短期留置用の非トンネル型中心静脈カテーテル挿入部位を保護するためのクロルヘキシジン含有ドレッシングの使用に関しては、この年齢群における有効性および安全性について公表された質の高い研究によるエビデンスが不足しているため、いかなる推奨も策定できない。(未解決問題)



ダウンロードはこちら

血管内カテーテル関連血流感染防止ガイドライン2011(英語版)
英語版は、2017年改訂内容が反映されています。

血管内カテーテル関連血流感染防止ガイドライン2011(日本語版)

2017年改訂箇所のみ(日本語版)


製品ラインナップ

3M™ テガダーム™ CHG ドレッシング

高度管理医療機器 抗菌性カテーテル被覆・保護材 承認番号 22200BZX00663000 販売名 テガダーム™ CHG ドレッシング


製品番号 サイズ 付属品 入り数
ドレッシング 透明ゲルパッド
3M™ テガダーム™ CHG ドレッシング 1657R 8.5×11.5cm 3×4cm 固定用テープ(滅菌済) 1本
記録用ラベル 1枚
25枚/箱
3M™ テガダーム™ CHG ドレッシング 1658R 10×12cm 3×4cm
3M™ テガダーム™ CHG ドレッシング 1659R 10×15.5cm 3×7cm
3M™ テガダーム™ CHG ドレッシング 1660R 7×8.5cm 2×2cm

【禁忌・禁止】

1. 再使用禁止

2. クロルヘキシジン製剤に対し過敏症の既往がある患者には使用しないこと。[アナフィラキシー・ショック{血圧の低下、意識の混濁、呼吸困難等を呈する急性の過敏反応。多くは、全身的な皮膚症状(蕁麻疹、浮腫、紅潮、掻痒感等)を初発症状とする。}を起こす恐れがあるため]

3. 生後2 ヶ月未満の乳児には使用しないこと。[本品を未熟な皮膚に使用すると過敏症や皮膚の壊死を起こす可能性があるため]

4. 耳、眼、口腔及び粘膜面に接触させないこと。[クロルヘキシジン製剤の上記部位への使用により、アナフィラキシー・ショックの発現が報告されているため]

5. 本品を感染した部位には使用しないこと。[本品はカテーテル関連血流感染やその他の経皮医療機器関連感染の治療を目的とはしておらず、その効果について十分な検証がなされていないため]

6. 本品を熱傷、粘膜部位に使用しないこと。[過敏症を起こす恐れがあるため]


【使用目的又は効果】

カテーテル挿入部又は注射針の刺入部に直接貼付して、その保護・固定に用いる。また、中心静脈あるいは動脈カテーテルを挿入した患者において、カテーテル由来血流感染症(CRBSI)及び局所感染を低減する。


※添付文書をよく読んでからご使用ください。