面取り作業は、溶接前にワークピースのエッジを成形するために行われます。ファイバーディスク、フラップディスク、オフセット砥石、研磨ベルトを使用して行うことが可能です。3Mの金属加工用研磨材製品は、あらゆる金属部品の面取りやバリ取りに効果を発揮します。
研削作業は一見単純なものにみえますが、正しく行うことで作業時間やコストをより抑えることが可能です。お客様の研削作業をサポートするいくつかのヒントをご紹介します。
金属は材質によって特性が異なるため、研磨材も材質に応じて選ぶことが重要です。
一般鋼(炭素鋼)には、3M™ キュービトロン™Ⅱ ファイバーディスク 982Cを、ステンレスには3M™ キュービトロン™Ⅱ ファイバーディスク 987Cをお勧めします。
どちらも圧倒的な研削スピードと表面の均一な仕上がりを実現しますが、3M™ キュービトロン™Ⅱ ファイバーディスク 987Cには快削材が配合されているため、発熱を抑制しワークが焼けにくいという特徴を合わせ持ちます。
高い耐久性と優れた寿命をお求めの場合は、3M™ キュービトロン™Ⅱ オフセット砥石が最適です。
溶接部分を研削するときは、溶接部分と研磨材の角度を正確に保つことが重要です。ホイールを平らに保持しすぎると、ホイールが薄くなり、安全上のリスクが生じる可能性があります。
フラップディスクは、約30度の角度で使用することをお勧めします。ファイバーディスクで研削する場合、最適な研削角度は約10度です。オフセット砥石を使用する場合、約30度の角度で研削するのが最適です。その角度で研削すると、ホイールの摩耗に応じて直径が減少します。
お客様の用途に最適な工業用研磨材製品を選定するお手伝いをさせていただきます。製品情報やカタログ・サンプルのご要望など、お気軽にお問合せください。